スマホ版へ

links

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>

categories

archives

平成29年度指導者講習会報告

0

    2月24、25日両日で平成29年度指導者講習会が千葉県勝浦市の

    日本武道館研修センターで行われました。

    本講習会は次世代の指導者育成を目標にしたものです。

    その研修会のうち、私は24日の初心者から5級までの指導法を担当しました。

     

    以下、指導内容を書いていきます。

    最初に半身の構えを作りました。

    中心軸と前方軸と後方軸を立ち上げて、それを前後を結ぶ線上に配置します。

    注意点は足の向き。いつでも半身の姿勢が保持できるように意識します。

     

    次に単独の後方受身です。

    段階的な指導法のため、最初に完成形を示しまから内容を展開します。

    お尻がついた状態、膝立ちの状態、立った状態の段階で指導します。

     

    続いて、より実際の状態に近いで行うために、身体が傾いた状態、

    後方に反った状態で受身を行います。

    次に相手がいる状態で受身を行います。

    技は隅落しです。しかし、これは取りの技の稽古ではなく、

    受けの受身の稽古として行います。

    隅落しの中で段階的に受身を練習します。

     

    次は呼吸法の中で受身を行います。隅落しより重心が高くなるので、

    より難しくなります。

    この際に半身の変更による受身の方向操作と力の受け流しを加えます。

    単独動作で受身での半身変更を練習してから、実際の技の中でそれを行います。

     

    次は取りと受けのお互いの力のつながりを作る稽古をします。

    まずは転換動作で腹、腰から肩、肘、手へとつながる経路を作ります。

     

    それが出来たら取りが動く中で受けはつながりを作るように稽古します。

    単独動作としては半身を保持しつつ、自由に動ける状態を作って下さい。

    この単独動作、相対動作、呼吸法を融合して、片手取から取りが

    転換して受けを導いてから投げていきます。

     

    次に片手取四方投げに入っていきます。

    受身が今までより難しくなります。肘があげられ、関節が

    極められる中で投げられるためです。

    まずは、技に入る前に受身のみ稽古を行ってから実際の技の動きに入ります。

     

    裏の動きの方が簡単ですので、そちらから始めます。

    お互いのつながりを意識しながら行います。

    受けは身体を固めないようにつながりを作って動く。

    取りは半身の保持、重心を落とすこと、身体を固めないこと、

    のびのびと動くことなどを注意します。

     

    表は裏よりも小さな動きの中でつながりを作らなければならない

    部分がありますが、注意点は同様のものとなります。

     

    次は一教を行います。こちらも段階的な指導を行うので、

    最終到達地点の技のかたちを確認します。

    最終到達地点は正面打ちの振り下ろしからの一教となります。

     

    最初に受身の稽古を行います。表の受身を単独動作として示して

    注意点を明示します。

    半身の三軸を相互にゆがませたり、回転させないことが注意点です。

     

    ところが、この単独動作は支えがないため非常に難しいものになってしまうので、

    実際の指導は取りが補助をするようなつもりで受身動作を完成させます。

    その際に前述の注意点をチェックします。

     

    同様のことを裏の受身でも行います。

    裏の場合は前方軸に中心軸が乗っていくことが必要となります。

     

    こちらも単独動作では難しいので取りの補助のもと受身動作を行います。

    こうして、技の中での受身動作が理解できたところで実際の技に入っていきます。

    段階的に行うため、相半身片手取、正面打ちを合わせてから、

    双方近づいての正面合わせ、正面打ち振り下ろし というような

    順番で進んでいきます。

     

    段階的指導の場合にマイナスの学習効果に注意して下さい。

     

    合気道は複雑な構造をしていますので、ウェイトトレーニングの

    ように負荷を段階的に変化させたり、野球ようにピッチングスピードを

    変化させて、難易度を操作することができません。

     

    そこで合気道の段階的指導法では、少し異なるかたちの中で

    ある要素の段階的な取得を目指すように構造化されています。

     

    その際に最終到達地点としてふさわしくない動作を学習しやすく

    なってしまう可能性があります。

     

    具体的には相半身片手取は中段で握らせた状態から技が始まることから

    最終形態の上段の対応へのずれができることがあります。

     

    また、取りも受けの腕を切り上げ、切り落とすという動きを

    学習しづらくなる可能性もあります。

     

    そのマイナスの学習効果を抑制するに注意点を喚起しながらの指導法が

    必要になってきます。

     

    その点を注意しながら段階的に指導を行っていきます。

     

    次の技は入身投げです。こちらも段階的な指導を行いますので

    最終到達地点を最初に確認します。

     

    最終到達地点は振り下しての正面打ちを入身し、崩してさばきつつ

    投げるというものです。

     

    段階的な指導としては中段での相半身片手取り入身投げから始めます。

    まずは入身で相手の側面に入り力のつながりを活かして制するまでを行います。

    時間が限られていることから、段階は端折りながら、双方から正面を

    合わせつつ入身して制し、半身を逆方向に切りながら投げるまでの流れを

    次に行いました。

    最後に正面打ち込みからの入身、制してからの円転にさばいてからの

    投げを行いました。

     

    全ての段階で技を時間的に明確に分離することで、各局面の注意点を

    明確にしました。

    最後に技へとつながる力の出し方として座技呼吸法を行いました。

    腹、腰から肩、肘、手を通って力を出すことを指導しました。

     

    まとめの言葉です。

     

    非常にたくさんの情報をお伝えしたので混乱することがあったかと

    思います。こんな考え方で情報を整理してください。

     

    まずは半身のことについて行いました。

    最後には座技呼吸法を行いました。

     

    その間に行ったことは3×3=9として3つの項目で大事なことが

    3つあったとして頭を整理しましょう。

     

    ➀受身

    ・後方受身

    ・抑え技の受身

    ・取りと受けが双方腹腰からつながる体勢づくり

     

    ・四方投げ

    ・一教

    ・入身投げ

     

    ➂指導者としての上達の段階

    ・まず技法ができること

     

    ・段階的指導や運動要素分解指導法で技の構造を理解し、

    表演することができること

     

    ・上記二つを身体の中にしみつけ、受けでも取りでも相手を

    正しい方向に導くような指導ができること

    (技の正しい道筋を自分や相手の身体の中に人為的に作り上げることにより、

    対した相手により良い技というものを理解してもらうことを指しています。

    技と人間の身体に対する深い洞察力が必要になります。)

    今回、私は取りの技法だけでなく、受けの技法もパフォーマンスとして

    表現していきました。合気道は取りと受けの両方が出来て一人前です。

    両方ができて、その関連性が理解できるように稽古を続けていきましょう。

     

    セミナー等の依頼はこちら。 About request of seminar is here.

    最新情報もこちら。Latest information is here.

    Aikido Shihan Tomohiro Mori Official Website

     

    Facebook ページのフォローお願いします。 Please follow my Facebook page.

    最新情報が常に手に入ります。You will be able to get latest information.

    Tomohiro Mori Facebook page

     


    宜しければ下記のSNSボタンでフォローして下さい。
    If it doesn’t bother you, please follow by these SNS buttons.

    ↓     ↓     ↓     ↓


    コメント
    コメントする